ふれっしゅのーと

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趣味に生きる30代エンジニアが心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくるブログ

暗記用チェックペンはアルカリで無色化できる

暗記用チェックペンで落書きされた

やられました。

犯人はいたずらっ子の1歳児。お父さんが目を離した隙にシーツに悠然と落書きをしていました。よりによってゼブラの暗記用チェックペンなので、強烈な濃い緑色のシミがついてしまってます。

どうやら水性ペンではないようで水拭きしても落ちません。

はっ、そういえば昔「チェック消しペン」たるものがあった気がするぞ…!

これです。

インクの色を無効化する特殊能力をもつペンです。一度チェック消しペンで線を引いた場所にはもう二度と緑色の線を引くことはできないという最強っぷり。

裏面を見てもインクの原料は表示されておらず正体は謎。エタノールとかそんな安っぽいものではないと思うんですが、一体どんなからくりを使っているのでしょうか。

公式サイトにも説明が載っておらず苦戦の予感がしましたが、企業秘密ということはもしや特許か?と角度を変えて調べてみたところ、すぐに暗記用チェックペンに関する特許が見つかりました。

「特許番号 6606886 暗記用ペン及び暗記用ペンセット」

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6606886

この特許に「チェック消しペン」の原理も明記されています。

例えば使用者によって確実に暗記できたと認識される着色箇所Cなど、着色シート1により視認され得なくする必要が無くなった着色箇所Cに対しては、消色ペン3を用いることにより容易に消色させることが可能である。具体的に説明すると、第三のペン先31を用いて着色箇所Cに対し消色液33を塗布すると、溶媒33bは揮発或いは蒸発するものの紙Pの表面には第一のインク23よりも高いpHを呈する消色剤33aが付着する。これにより第一のインク23のpHも高くなり、その結果当該第一のインク23の特性により、緑色から透明へと消色する。

どうやら pH が高いと緑色から無色に変化する ようです。リトマス紙やフェノールフタレインなどと同じ原理なのですね。

暗記用チェックペンはアルカリで落ちるのか?

ノートにチェックペンで緑色の線を引き、アルカリ性の液体としてキッチンハイターを塗布してみました。結果はご覧の通り。

見事に無色化に成功しました!!素晴らしい。

これで我が家のシーツの緑色のシミも無色化できますね。

早速ハイターをシーツにシュッシュッと吹きつけてみました。その瞬間、みるみるうちに緑色が消えていき…… あ、あれ?? なんか周りの灰色も様子がおかしいぞ!!?

うわああああああああああああああああああああああああ