ふれっしゅのーと

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趣味に生きる30代エンジニアが心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくるブログ

湖岸埋立マップでたどる大津の都市開発史

琵琶湖の埋立地の変遷がわかる地図「大津湖岸埋立マップ」を作りました!

調査エリアは近代に大規模な埋め立てが行われた浜大津から膳所です。あと石山と瀬田もちょっとだけ。地形図や航空写真や都市計画資料を元に、大正時代から現代までの埋立地の拡大をマッピングしました。

せっかくなので湖岸埋立マップを片手に実際に大津の街を歩いてみました!

埋立地の"へり"に立って、ありし日のさざなみの音に耳を傾けたら、大津の都市開発の歴史が見えてきました。

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京都駅ビル石材探し 〜73種類の石材を求めて〜

京都駅ビルはただの駅ではありません。建物全体が巨大な 石の博物館 なのです。

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駅ビル正面の柱には288種類の石材標本が展示されています。説明書きによると、ここに展示されている288種類のうち、京都駅ビルには73種類の石材が使われているとのこと。一体どこにどんな石材が使われているのでしょう。その謎を解き明かすため、京都駅を愛する後輩らと一緒に、丸一日掛けて京都駅ビルを歩き回り、石材探しをしてきました!!

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石の博物館めぐり【F】:南米・北米・豪州の石材

京都駅ビル・石の博物館の石材紹介6ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。

現在見ている柱は「F」です。
 
A B C D E F 

 

柱Fはブラジルの続きから。

ブラジル🇧🇷

F1-1 アマレロネルガイス(ブラジル)
AMARELLO NERGAIS
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F1-2 ルビニア(ブラジル)
RUVINHA
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F1-3 アンデスホワイト(ブラジル)
ANDES WHITE
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石の博物館めぐり【E】:南欧・アフリカ・南米の石材

京都駅ビル・石の博物館の石材紹介5ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。

現在見ている柱は「E」です。
 
A B C D E F 

 

スペイン🇪🇸

柱Eではスペインから南へ下っていきます。イタリアやギリシアと同様に、スペインも海洋性の大理石の産出が盛んです。

E1-1 ローザポリーニョ(スペイン)
ROSA PORRINO
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E1-2 グリスペルラ(スペイン)
GRIS PERLA
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E1-3 ホワイトパール(スペイン)
WHITE PEARL
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石の博物館めぐり【D】:イタリアの石材

京都駅ビル・石の博物館の石材紹介4ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。

現在見ている柱は「D」です。
 
A B C D E F 

 

イタリア🇮🇹

イタリアは石灰岩の宝庫です。きめ細やかな大理石や目が粗いトラバーチンが産出されます。大理石の代表石種はビアンコカラーラで、ミケランジェロダビデ像を筆頭に世界中で様々な彫刻や建築に使用されています。また、トラバーチンの代表石種は、トラベルチーノ ロマーノ クラシコで、ローマの街並みを作っている歴史的な石材です。

D1-1 シェニート(イタリア)
SIENITE
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D1-2 ギアンドーネ(イタリア)
GHIANDONE
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D1-3 リンバラ(イタリア)
LIMBARA
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石の博物館めぐり【C】:北欧〜南欧の石材

京都駅ビル・石の博物館の石材紹介3ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。

現在見ている柱は「C」です。
 
A B C D E F 

 

フィンランド🇫🇮

柱Cはフィンランドの石材の続きから。バルチックグリーンも柱Bで紹介したラパキビ花崗岩です。大柄の模様は巨大建築向きなので、京都駅ビルでも使われています。

C1-1 クルグレーライト(フィンランド
KURUGREY LIGHT
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C1-2 バルチックグリーン(フィンランド
BALTIC GREEN
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C1-3 フォックスブラウン(フィンランド
FOX BROWN
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石の博物館めぐり【B】:南アジア〜北欧の石材

京都駅ビル・石の博物館の石材紹介2ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。

現在見ている柱は「B」です。
 
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インド🇮🇳

柱Bはインドの石材の続きから。赤い花崗岩がまだまだ出てきます。特に一番目に展示されているニューインペリアルレッドは赤色花崗岩の王様として有名。赤色花崗岩の中で最も色が濃く、生産量も最多です。

B1-1 ニューインペリアルレッド(インド)
NEW IMPERIAL RED
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B1-2 サファイアブルー(インド)
SAPPHIRE BLUE
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B1-3 アドニブラウン(インド)
ADONE CHOCOLATE BROWN
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