ふれっしゅのーと

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趣味に生きる30代エンジニアが心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくるブログ

M1 MacBook Air を快適に使うための初期設定メモ

my new gear...

MacBook Air (Apple M1 Chip / 13inch / 8GB RAM / 256GB SSD / Silver) を買いました。

8年間 MacBook Air (Early 2014) を愛用してきたのですが、メモリ不足&バッテリー寿命で生産性低下を顕著に感じ始めたので、思い切って買い替えました。今は快適です。

初期設定メモ

基本方針

  • Mac からゴミを持ち込みたくないので自動移行機能は使わない
  • Mac でイチから環境構築して、必要なファイルだけ旧 Mac からコピーしてくる。

初回起動

  • 指示に従ってぽちぽち進めていくだけ。ややこしそうな設定は保留してもOK。
  • FireVault ディスク暗号化は迷ったが「有効にしない」にした
    • 万一のデータサルベージ時に詰みそうなので……

Mac の設定

  • ディスプレイ:解像度はとりあえずデフォルト (1440x900) のまま
  • Dock:不要なアプリを削除、サイズを小さくする、自動的に非表示
  • Finder
    • サイドバーにホームディレクトリを追加
    • パスバーを表示
  • トラックパッド
    • 「アプリケーションExpose(3本指で下にスワイプ)」を有効化
  • Mission Control
    • 「ウインドウをアプリケーションごとにグループ化」を有効化
    • ホットコーナーで左下に「ディスプレイをスリープさせる」を設定
  • スクリーンセーバー
    • 語彙力が上がるので「今日の一言」一択。美しい日本語が流れてくる。
  • Dock とメニューバー
    • バッテリー:「割合(%)を表示」
    • 時計:「秒を表示」
  • スクリーンショットの保存先変更(ターミナルで実行)

      mkdir ~/Desktop/ScreenShots
      defaults write com.apple.screencapture location ~/Desktop/ScreenShots
      killall SystemUIServer
    

ブラウザ

  • Microsoft Edge
    • 垂直タブが便利なのでメインブラウザは Chrome ではなく Edge を使っている
    • Microsoft アカウントでログインしたら旧 Mac の設定が自動同期される
    • Mac の システム環境設定>一般 で「デフォルトのブラウザ」を Edge に変更
    • 「アドレス バーで使用する検索エンジン」を Google に変更
    • 「URL のコピー & ペーストの形式の規定値」を プレーンテキスト に変更
    • ダウンロードのたびに右上にダウンロードファイル一覧がいちいち表示されると邪魔なので、設定画面で「ダウンロードの開始時にダウンロードメニューを表示」をオフ
    • 拡張機能 CLUT: Cycle Last Used Tabs をインストール
      • タブ移動がやりやすくなる
  • Google Chrome
    • Chrome でしかできないこともある(特に拡張機能)ので一応入れておく
    • Google アカウントでログインしたら旧 Mac の設定が自動同期される

アプリケーション

  • Google 日本語入力
    • キーボードの環境設定
      • キーボード:「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」を選択
      • ユーザ辞書:余計なお節介はしないでほしいので「英字入力中にスペルを自動変換」「文頭を自動的に大文字にする」「スペースバーを2回押してピリオドを入力」「スマート引用符とスマートダッシュを使用」を選択解除
      • 入力ソース:ひらがな(Google) と ABC 以外を全部削除
    • Google 日本語入力の環境設定
      • キー設定:MS-IME に変更
    • 辞書ツール
      • Mac の辞書ツールでエクスポート → 新 Mac に転送してインポート
  • Visual Studio Code
  • Spectacle
    • 画面分割と最大化のショートカットを非常によく使う
    • Launch Spectacle at login にチェック
  • Clipy
  • あとは必要になったときに必要なアプリを都度入れていく

ターミナル

  • 完成イメージ
  • iTerm2
    • Preferences > Profiles > Window
      • Transparency: 20(背景を透過)
    • Preferences > Profiles > Terminal
      • Unlimited scrollback にチェック(無限にスクロール可能になる)
    • Preferences > Profiles > Colors
    • Preferences > Profiles > Text
      • フォントサイズを 16 にする
    • Preferences > Profiles > Keys(2023-04-20 追記)
      • ⌥←(option + ←)に Action: Send Escape Sequence Esc + b を設定
      • ⌥→(option + →)に Action: Send Escape Sequence Esc + f を設定
      • これで option キー + 左右キー で単語移動できるようになる
  • homebrew
  • zsh
    • brew install zsh-completions
      • コマンドを途中まで入力して Tab キーを押すと候補が出てくる
    • brew install zsh-autosuggestions
      • コマンドを途中まで入力すると履歴に基づいてサジェストしてくれる(右矢印キーで確定)
    • brew install zsh-syntax-highlighting
    • .zshrcsetopt +o nomatch とおまじないを書いておく
    • プロンプトを変更
      • .zshrcPROMPT='%F{cyan}%c%f %# ' と書く
      • カレントディレクトリだけのシンプルな表示になる。色はシアン。
      • おすすめの一例に過ぎないので各自のお好みで
    • タイトルを変更

ファイルのコピー

  • Mac 側作業:システム環境設定>共有>ファイルの共有 を ON にする
  • 移動>サーバーへ接続 で新 Mac から旧 Mac にアクセス
  • 必要なファイルだけ取捨選択して新 Mac にコピーする

周辺機器

追記

Python のインストール(2022-06-10追記)

  • M1 Mac では pyenv で python をインストールできないので miniforge を使うべきといった記事が検索上位に来る。2021年の混乱期はそうだったのかもしれないが、今は M1 Mac でも pyenv で python をインストールできる。
  • 最新のインストール方法は pyenv の README を参考にするのがよい https://github.com/pyenv/pyenv
brew install pyenv
pyenv install --list
pyenv install 3.10.4
pyenv global 3.10.4
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
echo 'command -v pyenv >/dev/null || export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc

スクリーンショットに影を含む設定を無効化(2022-06-12追記)

Command + Shift + 4 → Space で、選択したウインドウのスクリーンショットを撮ることができるが、デフォルトではウインドウの影を含んでしまう。影をスクリーンショットに含みたいことはまずないので、ターミナルで無効化しておく。

defaults write com.apple.screencapture disable-shadow -boolean true
killall SystemUIServer

フォルダのデフォルト設定を変更(2022-09-11追記)

フォルダ内で右クリックして「表示オプションを表示」からファイルの表示順とアイコンサイズの設定を変更できる。「デフォルトとして使用」ボタンで確定すると、すべてのフォルダに対して適用される。

  • アイコンサイズ:大きめが好きなので 128px に変更
  • グリッド間隔:下から2番目(ファイル名が全角27文字まで省略されない)
  • 表示順:「種類」に変更

git の設定(2022-10-09追記)

git 自体は Mac にプリインストールされていました。

% git --version
git version 2.30.1 (Apple Git-130)

グローバル設定にユーザー名とメールアドレスを追加します。これをやっておかないと GitHub にコミットしたときに本名(Macのアカウント名)が出ちゃうので。

% git config --global user.name "fffw2"
% git config --global user.email "[ID+username]@users.noreply.github.com"

「.DS_Store」をグローバル除外設定します。

% mkdir -p ~/.config/git
% echo '.DS_Store' >> ~/.config/git/ignore

以前まではわざわざ ~/.gitignore_global を指定していたのですが、Git 1.7.12 以降はデフォルト値 ~/.config/git/ignore が用意されている(参考:[Git] .gitignoreの仕様詳解 - Qiita)ので、今回はデフォルトの場所にグローバル除外設定を書き込みました。

(2023-01-28 追記)
Mac デフォルトの git のバージョンアップ方法がよくわからなかったので、brew で git をインストールしなおしました。

% brew install git