京都駅ビル・石の博物館の石材紹介3ページ目です。まだの方は先に以下の概要説明をお読みください。
現在見ている柱は「C」です。
A B C D E F
フィンランド🇫🇮
柱Cはフィンランドの石材の続きから。バルチックグリーンも柱Bで紹介したラパキビ花崗岩です。大柄の模様は巨大建築向きなので、京都駅ビルでも使われています。
C1-1 クルグレーライト(フィンランド)
KURUGREY LIGHT
C1-2 バルチックグリーン(フィンランド)
BALTIC GREEN
C1-3 フォックスブラウン(フィンランド)
FOX BROWN
C1-4 ポーラマホガニー(フィンランド)
POLAR MAHOGANY
C1-5 エスコブラウン(フィンランド)
ESKO BROWN
スウェーデン🇸🇪
C1-6 ブラックスエード(スウェーデン)
BLACK SWEDE
C2-1 レッドヴァネヴァイク(スウェーデン)
RED VANEVIK
C2-2 トラナスルビン(スウェーデン)
TRANAS RUBIN
C2-3 スウェーディシュマホガニー(スウェーデン)
SWEDISH MAHOGANY
ノルウェー🇳🇴
ノルウェーといえば閃長岩。アルカリ長石の結晶が宝石のようにキラキラと輝き、とても美しいです。
C2-4 ブルーパール(ノルウェー)
BLUE PEARL
C2-5 エメラルドパール(ノルウェー)
EMERALD PEARL
C2-6 エメラルドブラック(ノルウェー)
EMERALD BLACK
C3-1 マリーナパール(ノルウェー)
MARINA PEARL
C3-2 ノルウェージャンローズ(ノルウェー)
NORWEGIAN ROSE
ドイツ🇩🇪
ドイツではジュラ紀の石灰岩が産出され、特にジュライエローが人気です。ジュラ紀の生物の化石が見つかるので、街なかで見かけたらじっくり観察してみてください。(下の写真のジュライエローにもアンモナイトの化石が入っています)
C3-3 ジュライエロー(ドイツ)
JURA MARBLE YELLOW
C3-4 ジュラグレー(ドイツ)
JURA GREY
スイス🇨🇭
C3-5 ベルデアンテール(スイス)
VERDE ANDEEER
ベルギー🇧🇪
C3-6 プチグラニ(ベルギー)
PETIT GRANIT
フランス🇫🇷
フランスは大理石が多く産出されます。特にランゲドックはヴェルサイユ宮殿の大広間にも使われた代表的な大理石で、赤系大理石の中で最も鮮やかな石種です。
C4-1 ロンエラン(フランス)
LANHELIN
C4-2 コンブランシャン(フランス)
COMBLANCHIEN
C4-3 サンマルタン(フランス)
ST MARTIN
C4-4 サンタルバン(フランス)
ST ALBAIN
C4-5 ブローヴィリエ(フランス)
BRAUVILLIERS
C4-6 サボニエール(フランス)
SAVONNIERER
C5-1 ヴィロヌール(フランス)
VILHONNEUR
C5-2 バランジュ(フランス)
VALANGES
C5-3 ルオーム(フランス)
RUOM
C5-4 ランゲドック(フランス)
LANGUEDOC
C5-5 パロマ(フランス)
PAROMA
C5-6 ブレッシュヌーベル(フランス)
BRECHE NOUVELLE
C6-1 ルーブル(フランス)
LOUVRE
C6-2 グリスアルジェント(フランス)
GRIS ARGENT
C6-3 ブルーネサボイ(フランス)
BRUNE SAVOY
C6-4 ナポレオンフローリ(フランス)
NAPOLEON FLUORI
C6-5 ルバーネヴェリアブル(フランス)
RUBANE VERITABLE
ポルトガル🇵🇹
C6-6 グランデクリスタル(ポルトガル)
GRANDE CRISTAL
C7-1 シェニートモンチーク(ポルトガル)
SENITO MONCHIQUE
C7-2 フォルテローザ(ポルトガル)
FORTE ROSA
C7-3 モカクリーム(ポルトガル)
MOCA CREAM
C7-4 シャンボール(ポルトガル)
CHAM BORO
C7-6 リオーシュモンテモール(ポルトガル)
LIOZ MONTEMOR
C8-1 サンフローリエントローズ(ポルトガル)
ST FLORIENT ROSE
C8-2 ローズオーロラ(ポルトガル)
ROSE AURORE
C8-3 ブレッチャタビラ(ポルトガル)
BRECHA TAVIRA
C8-4 トリガチェ(ポルトガル)
TRIGACHE
C8-5 ブレッチャダマスカータ(ポルトガル)
BRECHA DAMASCATA
C8-6 アリアライムストーン(ポルトガル)
ALLIA LIMESTONE
※ 石材名の表記は石の博物館の銘板に準じています。カタカナ表記が一般的な呼称と異なっている場合があるので、Google先生に一度聞いてみることをおすすめします。
参考文献
- 『原色石材大事典』(全国建築石材工業会, 2016)