大津事件の小説に出てきた登場人物418人まとめ

前回、吉村昭ニコライ遭難』を読んで、その登場人物の多さに驚き、教科書に絶対載らないであろうマニアックな登場人物を少しだけ紹介しました。

名も知られぬ明治時代の庶民たちにも大津事件にまつわる様々なドラマがあるというのは面白いものです。

今回は資料編ということで、吉村昭ニコライ遭難』の登場人物を文中から一人ひとり丁寧に抜き出していき、一覧を作成してみました。インターネット初出の人名だらけです。自分の先祖の名前を調べているときなんかに、この記事がたまたま検索に引っかかって役に立つなんてことがあれば幸いです。

正直、軽い気持ちで一覧を作り始めたんですが、予想を遥かに上回る人数でした。もう二度とやりません。

 

第1章

伊東祐亨(ゆうこう) 海軍少将。皇太子一行の接伴掛。
ニコライ ロシア皇太子。大津事件の被害者。シベリア鉄道起工式に臨席する途中に東洋諸国を巡歴。
ジョー ロシア親王(第二王子)。インドで病気に掛かってやむなく帰国。
ジョー ギリシャ親王
有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと 海軍大佐。皇太子一行の接伴委員長。ロシア訪問経験あり。
川上操六 陸軍中将。皇太子一行の接伴掛。
三宮義胤(さんのみやよしたね) 宮内省式部次長兼外事課長。皇太子一行の接伴掛。
斎藤桃太郎 式部官。皇太子一行の接伴掛。
村木雅美 陸軍砲兵少佐。皇太子一行の接伴掛。ロシア語に精通。
万里小路(までのこうじ)正秀 式部官男爵。皇太子一行の接伴掛。
山内勝明 式部官。皇太子一行の接伴掛。
坂本俊篤 海軍大尉。皇太子一行の接伴掛。ロシア語に精通。
アレクサンダー三世 ロシア皇帝。ニコライ皇太子の父。
シェーヴィチ 駐日ロシア公使。性格悪い。
中野健明 長崎県知事。皇太子一行の接伴掛。
キャピテーン・スミス 長崎港で水先案内人を務めたアメリカ人
橋口直右衛門 清国の漢口駐在日本領事館の領事代理
バザルキン ロシア太平洋艦隊参謀長。海軍少将
ナジモフ ロシア太平洋艦隊司令長官。海軍中将
真崎秀郡(ひでさと) 長崎県警部長。皇太子一行の接伴掛。
人見恒民 長崎控訴院長。皇太子一行の接伴掛。
西徳二郎 ペテルブルグ駐在の日本特命全権公使
青木周蔵 外務大臣長州藩出身。
土方久元 宮内大臣
明治天皇 天皇
鍋島直大 式部長
西郷隆盛 明治維新の立役者。西南戦争で敗れたはずだが、ロシアで生存していてニコライと共に来日するという噂が全国に広まっていた。
西郷従道(つぐみち) 農商務卿。北海道開拓長官。内務大臣。西郷隆盛の弟。薩摩藩出身。
桐野利秋 西郷隆盛と共にロシアで生き延びていると噂された。(東京朝日新聞 明治24年4月1日)
村田新八 西郷隆盛と共にロシアで生き延びていると噂された。(東京朝日新聞 明治24年4月1日)
渕辺高照 西郷隆盛と共にロシアで生き延びていると噂された。(東京朝日新聞 明治24年4月1日)
黒田清隆 伯爵。薩摩藩出身。ロシア訪問時に西郷隆盛に面会したと噂された。(東京朝日新聞 明治24年4月1日)
緒方夫門 西郷隆盛がロシアに逃れたと証言した人物。西南戦争時に桐野と村田から聞いたという。(九州日日新聞 明治24年4月2日)
平尾喜寿 日本中央茶業組合の代表。高知県出身。紅茶の販路を求めてロシア訪問時に西郷に似た人物を見たという。(土陽新聞)
コンノート イギリスの第六皇子。ニコライの前年に来日。在日イギリス人はコンノートとニコライの歓迎の差に嫉妬。
アレキシス ニコライの叔父。明治6年に来日。日本の歓迎に感嘆。
小松宮彰仁 親王。ヨーロッパ巡遊時にアレキシスに対する歓迎をロシア皇帝から褒められる。
蜂須賀茂韶(もちあき) 東京府知事。皇太子歓迎の準備に努める。
渋沢栄一 東京府在住の財界人。皇太子一行を歌舞伎座に招待することを決議。
山中閑 都新聞社長。皇太子一行を歓迎する大宴会を企画。
条野伝平(じょうのでんぺい) やまと新聞社長。皇太子一行を歓迎する大宴会を企画。
寺家村逸雅(じかむらいつが) 改新新聞社長。皇太子一行を歓迎する大宴会を企画。
帰天斎正一(きてんさいしょういち) 手品師。皇太子一行に手品を披露する予定。

 

第2章

デゥオラン 長崎駐在領事
立石寛司 長崎で選出された衆議院議員有栖川宮のもとに挨拶に来た。
藤井較一(こういち) 有栖川宮の随員。大尉。ロシア語に精通。
ローメン ニコライを乗せたアゾヴァ号の艦長。大佐。
エンクウイス ニコライを乗せたアゾヴァ号の副長。少佐。
嘉悦正建(かえつまさたけ) 長崎警察署長
江崎栄造 今魚町の鼈甲商。ニコライが、鼈甲細工の千石船、屋形船、巻煙草入れを購入。
プチャーチン ロシア使節嘉永6年に開国を求める国書を提出。江崎の店を訪問。
アレキサンジ ロシア皇帝の第三皇子。明治7年に江崎の店を訪問。
ハイロヴィッチ ロシアの皇族。明治20年1月に江崎の店を訪問。
池島正蔵 麩屋町の骨董商。ニコライが、象牙細工の蒔絵の大額、金づくりの陣太刀、龍の置物、牡丹の蒔絵文箱等12点を購入。
為政虎三 船大工町の写真店。ニコライが日本の風景・人物の写真を購入。
白山友吉 船大工町の写真店。ニコライが日本の風景・人物の写真を購入。
貞住弥七 勧工場の小道具店。ニコライが、小型茶箪笥、輪島塗の手提煙草盆、茶呑台2個、黒塗りの重箱五段物、木皿15個を購入。
草場友次郎 勧工場の店。ニコライが、ランプ台、竹細工の菓子入れ、輪島塗の弁当箱、柳行李等を購入。
重藤房一 勧工場の店。ニコライが状袋を購入。
安中時十郎 勧工場の文房具店。ニコライが、絵入りの名刺紙50枚、黒い簿記棒2本を購入。
本田藤三郎 本籠町の漆器商。番傘をニコライに貸す。ニコライが、七宝焼の花瓶2個、蒔絵の箱、象牙製の人形等8点を購入。
山崎常三郎 東浜町の勧工場の店。ニコライが煙草と煙草入れを購入。
鶴田末松 東浜町の勧工場の店。ニコライが吸物椀を購入。
大沢篤松 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
町田元吉 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
山本長三郎 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
安田清次 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
岩田マサ 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
最上久平 本石灰町の勧工場の店。ニコライが雑貨を購入。
上野彦馬 新大工町の写真師。ジョー親王が訪問。
グラント 明治10年に来日したアメリカの前大統領。上野が写真を撮影。
ドクトル・ピーテル・ブロクホビウス 慶安2年に長崎に来る途中で亡くなったオランダ使節。稲佐郷の悟真寺に埋葬。
ビリレフ 万延元年に来航したロシア軍艦ポスサニジカ号の提督。丸山遊郭の遊女の梅毒検査を依頼。
岡部長常 長崎奉行
松本良順 蘭方医。丸山遊郭の遊女の梅毒検査を実施。
佐藤泰然 松本良順の父
ポンペ オランダ医師。松本良順の師。
諸岡マツ 稲佐郷のロシア料理レストラン・ボルガのオーナー
山野辺右左吉 稲佐郷の捕鯨業者。ニコライを自宅の屋敷に案内。
道永エイ(お栄) 山野辺家の向かいに住む女。ロシア語に精通。31歳独身。ニコライと寝る。
岡林法禅 稲佐郷の悟真寺の住職
松森栄三郎 稲佐郷の御用商人。ニコライを自宅の屋敷に案内。刺青師を紹介。
野村幸三郎 榎津町の刺青師
又三郎 大国町の刺青師
赤松則良 佐世保鎮守府司令長官。海軍中将。
アルバート 明治14年10月21日に来日したイギリス国王の孫。来日時に舞鶴の刺青を入れる。
ジョー 明治14年10月22日に来日したイギリス国王の孫の弟。来日時に登り龍の刺青を入れる。
徳大寺実則(さねのり) 宮内卿。三宮義胤を英国皇孫接伴常侍委員に命ずる。
パークス イギリス特命全権公使
ウェルズ イギリス国王の皇太子
井上馨 外務卿

 

第3章

一ノ瀬信造 稲佐郷の村長
原田謙吾 西彼杵郡(にしそのぎぐん)の郡長
福田甚八 別邸をロシア将校休息所として貸している稲佐郷の住民
山尾庸三 有栖川宮別当。宮中顧問官。
中村治郎 長崎県参事官
加藤定吉 海軍大尉
林誠一 長崎控訴検事長
秋山源蔵 長崎地方裁判所
平川武柄 長崎税関長
小波南洋 日本画
江上景逸 日本画
バリヤチンスキー 陸軍少将。侍従武官長。
松田源五郎 長崎市市会議長
大越 書記官
福田保蔵 福田甚八の息子
菊奴 芸妓。ジョー親王と寝る。
お豊 お栄が勤めていた旅館肥州屋の女将
クラフト ロシア将校休息所の支配人
モロトフ 元ロシア陸軍馬政官。お栄とバイカル湖畔を旅行。

 

第4章

シーボルト 文政6年にオランダ商館医官として来日したドイツ人
島津重豪(しげひで) シーボルトに親しく面談した薩摩藩
島津忠義(ただよし) 旧藩主。鹿児島でニコライを接待。
長崎省吾 鹿児島出身の宮内省秘書官兼式部官
山内提雲(やまのうちていうん) 鹿児島県知事
東郷重持 薩摩藩弓術指南役。白い髭を生やし丁髷を結った老人。腰矢数矢の古武をニコライに披露。
島津忠重 6歳。武士装束の侍踊りを披露。

 

第5章

鳴瀧幸恭(なるたきゆきひろ) 神戸市長。奉迎準備委員総代。
林董(ただす) 兵庫県知事
穎川君平 神戸税関長
山口展弥 小野浜分工場長の呉鎮守府造船部小技監
馬屋原二郎 神戸地方裁判所
畠山重明 神戸地方裁判所検事正
野間口兼一 兵庫県警察部長
南挺三 兵庫県収税長
新岡与文 淡路洲本の人。鳴門蜜柑を献上。
洲田藤吉 兵庫県湊町の人。瓦煎餅を献上。
松田義一 神戸警察署警部。騎馬で先導。
折田年秀 湊川神社宮司
足利尊氏 湊川の戦いで勝利
楠木正成 湊川の戦いで敗れて自刃。湊川神社の祭神。尊王論者の崇拝の対象。
後醍醐天皇 楠木正成が誠意を持って仕えた天皇
楠木正季(まさすえ) 楠木正成の弟
月山貞一 明治28年7月の楠木正成五百五十年祭のときに湊川神社宮司に二尺三寸五分の日本刀を寄贈した刀工師
高橋定政 宮内省の人。式部官山内勝明と共に京都に派遣。
前田又吉 河原町の常盤ホテルの経営者
北垣国道(きたがきくにみち) 京都府知事
田中藤兵衛 人力車請負人。車夫の選定を行う。
浅見政次郎 人力車請負人。車夫の選定を行う。
藤川角次郎 選ばれし車夫。ジョー親王の乗る車の梶棒担当。25歳。
北賀市市太郎 選ばれし車夫。ジョー親王の乗る車の後部右側担当。33歳。のちに莫大な報奨金を得る。
向畑治三郎 選ばれし車夫。ニコライの乗る車の後部左側担当。38歳。のちに莫大な報奨金を得る。
安田鉄次郎 選ばれし車夫。ジョー親王の乗る車の後部左側担当。30歳。
中西喜三郎 選ばれし車夫
瀧田力松 選ばれし車夫
河田才吉 選ばれし車夫
西岡太郎吉 選ばれし車夫。ニコライの乗る車の梶棒担当。27歳。
和田彦五郎 選ばれし車夫。ニコライの乗る車の後部右側担当。25歳。
吉村晴雄 宮内省大膳職
北野勝市 宮内省大膳職
水野忠之 宮内省大膳職
菅野晋二 宮内省大膳職
飯田徳太郎 宮内省大膳職
荒井角太郎 宮内省大膳職
関口親吉 宮内省大膳職
伊藤豊熊 宮内省大膳職
大賀繁之助 宮内省大膳職
山階宮晃(やましなのみやあきら) 親王
久邇宮朝彦(くにのみやあさひこ) 親王
長谷川政美(せいび) 上京警察署巡査部長
佐伯善之丞 下京警察署巡査部長
山県釚之介 京都府警察部詰
酒井リウ 祇園・中村楼の芸妓。娘道成寺を舞う。
鈴木小三 祇園・中村楼の芸妓。長刀静を舞う。
林新助 京都市工業物産会に象牙棚物を出品
並河靖之 京都市工業物産会に鬼国焼花瓶を出品
佐々木栄三郎 京都市工業物産会に刺繍花鳥衝立を出品
三吉保治 小笠原流の射術を披露
岡本俊郎 小笠原流の射術を披露
中山親和 小笠原流の射術を披露
小野勝彬 小笠原流の射術を披露
梅垣幸之 小笠原流の射術を披露
堀内清明 加茂儀式の競馬十番で勝ち、ニコライから賞品を貰う。
中大路季令 加茂儀式の競馬十番で勝ち、ニコライから賞品を貰う。
関由琴季 加茂儀式の競馬十番で勝ち、ニコライから賞品を貰う。
山本氏可 加茂儀式の競馬十番で勝ち、ニコライから賞品を貰う。
山本善顕 加茂儀式の競馬十番で勝ち、ニコライから賞品を貰う。
川島甚兵衛 上堀川の西陣織物工場の経営者
大谷勝尊 東本願寺法主

 

第6章

岩崎小二郎 滋賀県知事。ニコライ来津の約1ヶ月前(4月9日)に大分県知事に転任。
沖守固 滋賀県知事。ニコライ来津の1週間前(5月4日)に滋賀県知事に就任。
内藤正明 西南戦争十五周年記念祭の祭主。第九連隊長。歩兵中佐。
下村 西南戦争十五周年記念祭の模擬戦で政府軍を指揮した中尉
藤田 西南戦争十五周年記念祭の模擬戦で西郷軍を指揮した中尉
横尾平太 滋賀県庁書記官
邨田六之助 大津町
斎藤秋夫 滋賀県警部長
桑山吉輝 大津警察署長
酒井岩造 小唐崎町13番地の蠟燭商。ニコライ来津の2日前(5月9日)、出火。
澤田正弘 滋賀県収税長。自宅が火事騒ぎのあった酒井邸の近所。
竹中節 京都府警部。ニコライの前の人力車(第一車)に乗って先駆。
木村武 滋賀県警部。ニコライの前の人力車(第二車)に乗って先駆。
千葉貞幹 津地方裁判所
山本正巳 津地方裁判所検事正
中西秀夫 海賀郡長(滋賀郡長の誤植)
弘文天皇 天皇
大友与多王 三井寺を創建。弘文天皇の皇子。
円珍 延暦寺の僧。貞観8年に三井寺天台宗別院として再興。
円山応挙 日本画家。三井寺境内の正法寺に所蔵されている「七難七福の図巻」の作者。
山科祐玉(やましなゆうぎょく) 三井寺住職
石川嶂(しょう) 大聖寺藩士。幕末に長崎で造船技術を学び、大津に造船工を雇い入れた。
一庭啓二(いちばけいじ) 大津百艘船仲間。幕末に長崎で造船技術を学び、大津に造船工を雇い入れた。
溝部惟幾(みぞべこれちか) 参事官。唐崎でニコライを歓迎。
三浦実源 延暦寺住職。唐崎でニコライを歓迎。
生源寺教徳(きょうとく) 日吉神社宮司。唐崎でニコライを歓迎。
木村熊次郎 県庁の物産陳列所に竹製の杖を出品した栗太郡草津村の職人。ジョー親王が竹製の杖を購入。
井上内舎人(いどねり) 有栖川宮の車従
津田岩次郎 下小唐崎町5番地の住人。入口の前に立っていた巡査がニコライを襲う。
西村季知(すえとも) ニコライが襲われた道の警備担当だった巡査18名の指揮官
江木猪亦 犯人の右手に縄をかけた巡査。犯人を取り押さえた場所は偶然にも下小唐崎町1番地の江木宅の前だった。
谷幹一 犯人の左手に縄をかけた巡査。犯人のすぐ近くにいながら呆然としていたため職務怠慢のかどで罷免。
津田三蔵 ニコライを襲った巡査。元藤堂和泉守藩士。守山警察署詰。
大竹正貫 津田の腰の帯締めを解いてサーベルを鞘におさめた巡査
永井長助 下小唐崎町15番地の呉服太物商。永井の店でニコライの応急処置が行われた。
ランバフ ニコライに随行していた医官
永井トワ 永井長助の母。57歳。ニコライを横にさせるため客用の敷布団を出す。
村治重厚 大津町の医師。永井宅に駆けつける。
塚本安巳 大津町の医師。永井宅に駆けつける。
斎藤時之 儀仗兵二中隊を指揮する大尉。傷ついたニコライの警備にあたる。
野並魯吉(のなみろきち) 大津病院長。県庁に駆けつける。
梶井恒 大津衛戍病院長陸軍二等軍医正。県庁に駆けつける。
猪子 京都の病院長
西村右兵衛 西村ツルの父
西村ツル 西村右兵衛の娘、13歳。ニコライが襲われたときに吹っ飛んだ帽子を側溝で見つけて拾い上げて、そのへんに放置した。
園善兵衛 西村ツルが帽子を放置した場所の住人

 

第7章

北白川宮能久(よしひさ) 親王。陸軍少将。天皇の名代として至急大津へ向かう。
池田謙斎 天皇が派遣した医師
高木兼寛 天皇が派遣した医師
緒方洪庵 池田謙斎の師
ボードウィン オランダ医官。池田謙斎の師。
ウィリアム・ウイリス イギリス人医師。高木兼寛の師。
有栖川宮熾仁(たるひと) 参謀総長。陸軍大将。
伏見宮貞愛(さだなる) 近衛歩兵第四連隊。陸軍大佐。
徳大寺実則(さねのり) 侍従長
松方正義 総理大臣。薩摩藩出身。
山田顕義 司法大臣。長州藩出身。
樺山資紀(すけのり) 海軍大臣薩摩藩出身。
陸奥宗光 農商務大臣。和歌山藩出身。
大木喬任(たかとう) 枢密院議長。のちに芳川顕正の後任として文部大臣を務める。
黒田清隆 枢密院顧問官
佐野常民 枢密院顧問官
真木是義 宮中顧問官
岡部長職(ながもと) 外務次官
白根専一 内務次官
桂太郎 陸軍次官
園田安賢(やすかた) 警視総監
小松原英太郎 警保局長
橋本綱常(つなつね) 陸軍軍医総監
スクリバ 帝国大学医科大学雇のドイツ人外科医
井上勝 鉄道庁長官
岩佐純 宮中顧問官兼侍医
米田虎雄 侍従
ギールス ロシアの外務大臣
井上馨 元老。長州藩出身。
伊藤博文 事件発生時に箱根の塔ノ沢温泉に滞在中だった元老。長州藩出身。
岩倉具定(ともさだ) 宮内省爵位局長。箱根の伊藤博文のもとに急使として向かう。
嘉仁 皇太子。新橋停車場で天皇を見送り。
安房 伯爵。新橋停車場で天皇を見送り。
副島種臣 伯爵。新橋停車場で天皇を見送り。
榎本武揚 子爵。新橋停車場で天皇を見送り。のちに青木周蔵の後任として外務大臣を務める。
佐々木高介 子爵。新橋停車場で天皇を見送り。
野村靖 子爵。新橋停車場で天皇を見送り。
花房義質(よしもと) 宮内次官。新橋停車場で天皇を見送り。
伊藤巳代治 枢密院書記官長。新橋停車場で天皇を見送り。
石黒忠悳(ただのり) 軍医総監。新橋停車場で天皇を見送り。
立見尚文 近衛師団陸軍歩兵大佐
石光真清 近衛師団歩兵第二連隊少佐。手記にロシアから見た日本の軍備を「七五三のお祝いに軍服を着た」幼児と記す。
夏目 第九連隊第十一中隊を指揮する大尉
竹内邦吉 馬場停車場に出遅れて来た名古屋憲兵隊に対して皇太子が京都に戻ったことを伝えた滋賀県庁の役人
スミールノフ ロシア艦隊の軍医
ダウィニオン ロシア艦隊の軍医
斎木 七条停車場を出発したばかりの名古屋発神戸行の第二十四号汽車に飛び乗って、非常ブレーキを掛け、ロシア艦隊の軍医らを乗せた臨時列車との正面衝突を回避した駅員。
高島鞆之助 大阪の第四師団長。軍医長を派遣。のちに大山巌の後任として陸軍大臣を務める。
ニコライ ロシア領事館付司祭。本名イォアン・ディミトロヴィチ・カサーツキン。日本でロシア正教の布教に努める。
後藤象二郎 逓信大臣。土佐藩出身。

 

第8章

バーミヤチ ロシア艦隊司令
ウォウコウ ニコライの侍従。軽騎兵陸軍大尉。皇太子の名代として孝謙天皇御陵を参拝。
大山巌(いわお) 陸軍大臣薩摩藩出身。
佐久間茂三郎 滋賀県師範学校の英語教師。大津事件の現場の写真撮影に来た海軍士官らの通訳を担当。
加藤逢吉 滋賀県師範学校の英語教師。大津事件の現場の写真撮影に来た海軍士官らの通訳を担当。
西郷隆準 宮内庁外事課員
原田保二 宮内庁外事課員
メンデレーフ 海軍大尉
ペトロフ 海軍士官

 

第9章

渡辺千秋 行政裁判所評定官。沖の後任として滋賀県知事に就任。
龍岡信熊 岡山県警部長。斎藤の後任として滋賀県警部長に就任。
近藤治清 守山警察署長。津田を警備に選任した責を問われて免官。
横田良文 巡査。犯人のすぐ近くにいながら呆然としていたため職務怠慢のかどで罷免。
大給恒(おぎゅうゆずる) 賞勲局総裁
向畑ウタ 向畑治三郎の妻。36歳。
向畑定吉 向畑治三郎の息子。5歳。
森本 参事官。向畑と北賀市に勲記を授与。
森清三郎 畠山勇子を人力車に乗せた車夫
畠山勇子 京都府庁の前で咽喉を切り自殺。実名は畠山ゆう。慶応元年、千葉県長狭郡鴨川町字横渚で出生。
畠山治平 畠山勇子の父
畠山セン 畠山勇子の母
鈴木与惣右衛門 畠山治平の父
榎本六兵衛 畠山センの弟。千葉県長狭郡鴨川町の豪商。勇子が9歳のときに病死。
小林吉蔵 畠山勇子の元夫。朝夷郡安馬谷村(あさひなぐんあんばやむら)の人。
万里小路通房 伯爵。畠山勇子が召使いとして仕える。
原六郎 高輪の正金銀行頭取。畠山勇子が召使いとして仕える。
白沢武兵衛 室町の魚問屋。畠山勇子がお針子として仕える。
永田さだ ロシアに行って天皇に忠義を尽くしたいと京都府知事に願書を送った上京区の娘

 

第10章

吉田保 江木猪亦巡査が寄宿している家の家主
炊殿僊太郎 大津署の警部。津田に対する西村の尋問を記録。
土井庸太郎 津地方裁判所予審判事
三浦順太郎 津地方裁判所予審判事
武内忠篤 津地方裁判所書記
佃宣正 滋賀県監獄所の典獄
安食高保 野洲郡三上村の津田宅の家宅捜索を行った県警察部保安課の警部
津田き越(お) 津田三蔵の妻
津田長庵 藤堂藩の藩医。津田三蔵の父。
津田きの 津田三蔵の母
高崎正風 西南戦争で負傷して長崎臨時病院第一分院に入院していた津田三蔵を慰問した侍従番長
東久世通禧(ひがしくぜみちとみ) 西南戦争で負傷して長崎臨時病院第一分院に入院していた津田三蔵を慰問した侍従長
西島守信 津田三蔵が精神不安定になって上司に暴行して罷免されたときの保証人。旧藤堂藩士である歩兵大尉。
園田金次郎 明治27年9月に津田三蔵によって捕らえられた窃盗犯
大橋平四郎 津田三蔵と共に窃盗犯園田金次郎を捕らえた同僚の巡査
佃テイ 津田三蔵らが宿泊した大津の湊町にある旅館の経営者
種野弘道 津地方裁判所検事
橋本左内 幕末に獄中生活
吉田松陰 幕末に獄中生活
小原重哉 明治4年に洋式監獄を視察して日本の監獄の近代化を進めた因獄権正
ゼーバッハ プロシャから招かれた監獄の専門家
大橋力松 事件現場で警備にあたっていた巡査
羽山真道 事件現場で警備にあたっていた巡査
菊池重清 巡査
田吉兵衛 事件現場の近所の住人
富家利八(とみがやりはち) 津田三蔵と共に三井寺観音堂裏手にある御幸山の警備を担当した守山署所属の巡査
福永辰吉 御幸山の警備を担当した私服の特務巡査
岡本静馬 津田三蔵の妻の兄
岡田透 津地方裁判所受託予審判事
菅野亮太郎 伊賀上野の医師
三井鉄吉 津田三蔵と親しい上野警察署の巡査
津田千代吉 東京芝区三田四国町に住み、電気会社に勤務する津田三蔵の弟
町井義純 津田三蔵が最も信頼していた三重県警部補
町井治 町井義純の兄
町井ゆき 町井義純に嫁いだ津田三蔵の妹
鶴岡瞪 金沢地方裁判所検事正
田中一二 名古屋の第三師団第三連隊第一中隊所属の一等軍曹。長塀町に暮らす。津田三蔵が死亡して残念だという手紙を出して騒ぎを起こす。
丹羽正弘 田中一二の手紙の宛先。常盤町43番戸に暮らす。
玉置仙弥 上野警察署長
児島惟謙(これかた) 大審院長。55歳。宇和島藩出身。
北畠治房(はるふさ) 新任の大阪控訴院長
箕作麟祥(みつくりりんしょう) 司法次官
栗塚省吾 秘書官
菊池武夫 秘書官
パテルノストロー お雇い外国人であるイタリアの国際法学者
倉富勇三郎 津地方裁判所に派遣されていた司法省参事官
野村維章 津地方裁判所に派遣されていた大阪控訴検事長
三好退蔵 検事総長東京府士族。

 

第11章

加太邦憲(かぶとくにのり) 京都地方裁判所
岩重巌 京都地方裁判所検事正
堤正己 大津事件裁判の裁判長。和歌山藩出身。
土師経典(はじつねのり) 大津事件裁判の判事。薩摩藩出身。
中定勝 大津事件裁判の判事。石見国出身。
安居修蔵 大津事件裁判の判事。彦根藩出身。
井上正一 大津事件裁判の判事。長州藩出身。
高野真遜 大津事件裁判の判事。松代藩出身。
木下哲三郎 大津事件裁判の判事。熊本藩出身。
芳川顕正 文部大臣。徳島藩出身。

 

第12章

川目亨一 大審院検事
伊達宗城(むねなり) 宇和島前藩主
穂積陳重(ほづみのぶしげ) 法律学者。37歳。宇和島藩出身。
渋沢栄一 渋沢歌子の父
渋沢歌子 穂積陳重の妻
笹本栄蔵 大審院書記
谷澤龍蔵 大津の代言人。津田三蔵の弁護を務める。
野平穣 大阪の代言人
中島又五郎 東京の代言人
中山勘三 大津の代言人。津田三蔵の弁護を務める。
森肇 東京の代言人
植田勇智 高知の壮士
岡真人 石川の壮士
河津裕之 刑事局長
犬塚勝太郎 西郷従道の秘書官
曲木如長 山田顕義の秘書官
合川正道 東京組合代言人総代
渋谷慥爾 東京組合代言人総代
鳩山和夫 東京の代言人
宮城浩蔵 東京の代言人
山村治三郎 大津の代言人
橋本甚五郎 大津の代言人
延原和一 壮士
矢野勝次郎 壮士
前島浩象 壮士
津田官次郎 壮士
後藤周佐 壮士

 

第13章

高橋平 滋賀県監獄所の獄医
沢口資悦 滋賀県監獄所の看守長
佐山捨吉 滋賀県監獄所の看守佐
細見佐馬太郎 滋賀県監獄所の雇
田中英蔵 滋賀県監獄所の監督看守
上田鐐蔵 滋賀県監獄所の看守
小林押丁(おうてい) 滋賀県監獄所の看守

 

第14章

奥山 大阪地方裁判所
柴垣弥荘 下京警察署の警部
米子教明 下京警察署の巡査
伊原瀧太 下京警察署の巡査
兵庫警察分署長
中村 神戸警察署の警部
岡田 横浜居留地警察署の警部
江崎 水上警察署の部長

 

第15章

品川弥二郎 西郷従道の後任の内務大臣
田中不二麿 山田顕義の後任の司法大臣
内海忠勝 神奈川県知事

 

第16章

鈴木義正 釧路監獄署の典獄代理
上島職 釧路監獄署の看守長
大井上輝前(てるちか) 北海道集治監本監の典獄

 

第17章

山田久一 北賀市が故郷の石川県江沼郡加茂村に帰るときに同行した京都府庁の役人
岩山敬義 石川県知事
山県有朋 明治29年5月26日のニコライ二世夫妻の戴冠式に出席した陸軍大将
西園寺公望 文部大臣
板垣退助 内務大臣
スパイエル ロシア公使館の代理公使
ガボン 明治38年1月に窮迫した生活の打開を訴えて民衆と行進したロシア正教司祭
レーニン ソビエト政府の人民委員会議議長
トロツキー ソビエト政府の外務人民委員

 

参考文献

ニコライ遭難 (吉村昭)

最初の方に出てきたモブキャラが何章か挟んで再び出てくると、覚えてないので「こいつ誰だっけ?」ってなります。そんなときにも今回の一覧が役に立つかもしれません。